HOME » 成功する学習塾の経営ノウハウを知る » 塾経営で大切な立地選びのコツ

塾経営で大切な立地選びのコツ

塾経営の成功には、立地選びは大きなポイントです。

大きな開業資金と時間をかけて開校しても、立地が悪く生徒が集まらなかったら元も子もありません。十分な調査のうえで立地選びをする必要があります。

1.立地を検討する際のポイント

ターゲットを明確にする

対象が小・中学生なのか、高校生・大学受験生なのかによって、どの範囲から生徒を集めるかが違います。

小・中学生なら徒歩か自転車で通塾できる範囲、高校生・大学受験生なら電車やバスで通塾が可能な範囲から生徒が集まることになります。その範囲に地域で人気のライバル塾がある場合は、新規参入で塾を開いてもなかなか難しいものがあります。

人口の年齢層を確認する

人口が増えている地域でも、塾とは無縁の高齢者や独身サラリーマンが増えているのでは意味がありません。対象となる年齢層が増えている、さらに今後も増えることが見込まれる地域であることが必須条件です。

ターゲットとなる生徒が通いやすい立地

〇小・中学生の場合

徒歩や自転車で通塾する小・中学生の場合は、学校と自宅から通いやすい場所を選びましょう。学校と自宅の間にあり、学校帰りに寄りやすい立地であれば最高です。学校の近くは風俗店などの出店が規制されているので、親の安心感も得られるエリアです。

また、駅や商業エリアに近くその外側に住宅街が広がっている立地なら、いくつかの学区を対象として自然に人が集まる場所になります。ただ、大きな道路や川で分断されている場所は、反対側からはなんとなく通いづらくなるのでできれば避けたいところです。

特に郊外の場合は、親が車で送迎することが考えられるので、幹線道路に隣接しており車を駐停車しやすいスペースのある場所を選びましょう。広い駐車場があればなお良いでしょう。

〇高校生・大学生の場合

高校生・大学受験生はエリアを広げて、複数の高校の通学に利用する電車やバスの沿線の駅前を選びましょう。

ただし、どちらもあまりにも学校に近い場所は避けます。

子供の世界では、塾に通っていることでからかわれたり、友だちに知られたくないとナーバスになる子もいます。

また、学校帰りに友だちとワイワイ騒ぎながら学校近くの塾に来ると、勉強するための気分転換がしにくくなります。一定の距離があれば、その間に意識の切り替えができるのです。

人通りのある賑やかな場所を選ぶ

防犯上、駅に近くてもあまり人通りの少ない場所は避けます。

教室を建物の2階にする場合、出入り口付近はスタッフの目が届きにくいので、できるだけ通る人の目につきやすい明るい場所を選びましょう。

遅い時間まで授業があるので、近くに同じ時間帯まで営業している明るい店舗、ドラッグストアなどがあると安心です。

口コミが広がりやすい場所を選ぶ

マンションばかりが林立するエリアは、近所付き合いが薄く保護者の口コミの広がりやすさに期待しにくいので、戸建住宅エリアが近隣にある場所を選びましょう。

2.物件を検討する際のポイント

家賃のコストパフォーマンスの良い物件を探す

駅から近く人が集まる人気のエリアは、必然的に地価は高くなります。塾の採算を考えれば、できるだけ賃料を抑えたいところです。

立地の良さと、コストを抑えてゆったりしたスペースを確保するために、多少古い建物にする方が良いでしょう。入り口と内装を明るくし、古めかしい印象を与えないようにすれば建物のマイナス面は払拭できます。

ただし、窓が小さ過ぎたり建物全体が光の入らない暗い場所にあったり、じめじめした場所は良くありません。また、窓を閉めても気になるほどの騒音が聞こえる場所は、集中して授業を受ける妨げになるので避けましょう。

ゆったりしたスペースを確保する

校舎には、授業スペースと受付・事務室、講師執務室の他に、プライバシーを守れる面談スペース、パーテーションである程度個人のスペースを確保できる自習室が必要です。トイレは男女別々にするほかにも、スタッフのロッカーを用意して気持ちよく働ける環境を整えましょう。

季節ごとのイベントで使う物品や大量に刷るチラシや配布プリントも、意外と場所をとるのでスペースを確保しなければなりません。

事務室・執務室では、テストや個人情報が生徒から見えないようデスクやパソコンの配置を工夫します。

教室の机が狭すぎると教科書を開いてノートをとるのに不便で、生徒が敬遠する要素になります。教室は勉強しやすいように適度なスペースを確保しましょう。

駐輪スペースを確保する

校舎の入り口からできるだけ近い場所に、広めの駐輪スペースが必要です。

専用の駐輪スペースが確保できなくて入り口前の歩道に駐輪しているのを見かけますが、近隣店舗や歩行者からクレームがくることがあります。自転車が多く、隣の店舗の前のスペースまではみ出し通行の妨げになっていたり、置き方が煩雑で見苦しかったりすることが主な理由です。

自転車で通塾する生徒の数を把握し、近隣の迷惑にならない駐輪スペースを確保すること、生徒に整然と駐輪するよう徹底することが大切です。

看板の設置ができることを確認する

教室がしっかり目立つように、看板の設置は不可欠です。そのためには家主の許可が必要ですし、また、地域によっては条例や景観の問題で規制がある場合もあるので事前に確認が必要です。

路上看板や自転車が整然とされていて、明るく元気に(迷惑でない範囲で)生徒が通塾する様子は、「楽しそう」「感じがいい」と好印象で関心を持ってもらえ、絶好の宣伝効果にもなります。

まとめ

入塾する生徒やその親、塾で働くスタッフのためにも、塾の立地について考えることは重要です。 今回紹介したポイントを押さえて、より良い塾経営ができるようにしましょう。